タイ留学の思い出
誰にだってやる気のない朝はある。
そんな日は、トーストを焼くのもめんどくさいから、
焼いていないパンをチビチビ食べながら、
フルーツジュースで胃に流し込む。
そんな日はたいてい雨。
「日本人は自分勝手でしょ」
とタイ人の友達が言った言葉をふと思い出す。
家を出る前、必死に部屋中を探しても傘は見つからないから、
バス停まで濡れながら走っていく。
大学に着くと、
三人の女子学生が肩を組み、
一つのブラウスをみんなの頭にかけて
雨に濡れないように小走りで校舎まで走っている。
その光景はすごく非効率で、すごく可愛らしかった。
大学院の自習室に着くと、 後ろから誰かが僕を呼ぶ。
振り向くと可愛い二人の同級生の女の子。
二人ともニコニコ笑ってる。
僕も自然とニコニコする。
僕は、二人の邪魔をしないように少し離れた席に座る。
そしたら僕の好みの女の子が少し怒った顔で、
「隣に来てよ」とイスを軽く叩きながら言う。
もちろん喜んで行くよ。
鞄からノートを出す。
ここに来る前、大学の文房具屋で買ったノート。
デザインもロゴも恥ずかしかったけど、他に種類もなかったし、
なんか今日みたいな日は、
こういうのもいいかなと思って買いました。
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